ランダム・ウォークとは【サルに負けるプロたち】

ランダム・ウォークとは不規則・無作為(ランダム)に運動を繰り返す様子を指しており、日本語では酔っ払いが千鳥足でふらふら歩くような「酔歩」や「乱歩」と呼ばれています。投資の世界では、過去の相場の動きからは将来の動きや方向性を予測することは不可能であるとする仮説を指します。1973年に米国の経済学者バートン・マルキール氏が出版した「A Random Walk Down Wall Street」(日本語版タイトルは「ウォール街のランダム・ウォーカー」)で世界的に有名になりました。

プロの運用成績はサル以下

ランダム・ウォーク理論では【投資のプロ集団の運用成績を平均すると、目隠しをしたサルに日経新聞の株式欄にダーツを投げさせて、ランダムに選んだ銘柄に投資するよりも成績が悪い】としています。

投資のプロであるファンドマネージャーやアナリストが所属する資産運用会社は、長年の実績と経験から様々なノウハウを蓄積しています。そのプロたちが運用するファンド(投資信託、略して投信)の成績は、平均すると市場平均を下回っています。(もちろん良い成績のファンドも存在はしますが)

このことについて詳しく掲載した記事もありますのでリンクからご覧ください。

元プロが検証「インデックスVSアクティブ」 | スノーボール ライフ
市場平均の指数に連動することを目指す「インデックスファンド」と、目標とする指数を上回る成績を目指す「アクティブファンド」を比べると、アクティブファンドは長期的に見ると市場平均に負けることが多いから、「インデックスファンド」だけを見るべきだ。こんな感じの論調を雑誌やYoutube等メディアで頻繁に見かけますが、本当に正し...

最高の頭脳を集結した最強のヘッジファンドも5年で破綻

過去に、LTCM(Long Term Capital Management)という伝説のヘッジファンドがありました。

債券の帝王と呼ばれたトレーダーのジョン・メリウェザー、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・マートンとマイロン・ショールズら、当時の金融界のスーパースター達が作ったヘッジファンドです。

1994年に12億5000万ドルもの資金を集めて組成され、数年間は驚異的な成績を記録し、1996年春には1300億ドル以上にもなりました。しかし、巨大なレバレッジをかけていたため、1997年のアジア通貨危機と1998年のロシア財政危機を受けて多大な損失が発生。創業からわずか5年で破綻しました。

勝率50%でも利益を得る

投資で成功を収めている有名投資家たちの言葉を見てみましょう。

必ずしも百発百中で予想が当たっているのではないことが分かります。

際立って優秀な人でも、正しい判断をするのは10回のうち6回程度だ

~ピーター・リンチ~

生涯で400から500の銘柄を所有し、そのうちの10銘柄でほぼすべての利益を得てきた

~ウォーレン・バフェット~

重要なのは正しいか間違っているかではなく、正しい時にどれだけ沢山お金を稼ぎ、間違ってる時にどれだけ損失を抑えるかだ

~ジョージ・ソロス~

ジョーロ
ジョーロ

彼らは、半分は間違っていても、トータルでは大きなリターンを得ているのです。過度なリスクを避けて、間違った時のダメージを抑えながら運用することが大事だと言えます。

損失挽回にはより大きな上昇率が必要 | スノーボール ライフ
資産運用において、リスクとリターンは表裏一体の関係にあります。原則としてリスクが大きいほどリターンは大きくなりますし、リスクが小さいほどリターンも低くなります。必要以上にリスクを恐れなくてよいですが、先の見えない金融市場だからこそ大きな損失を避けることも重要です。ジョーロこんにちは。ジョーロと申します。現在は地方で家業...

本日はここまで。それではチャオチャオ!

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