iDeCoプラスよりもメリット大「企業型DC」

確定拠出年金には、個人で加入する個人型確定拠出年金(iDeCo)と、会社(事業主)が実施する企業型確定拠出年金(企業型DC)があります。どちらも毎月一定の金額を積み立てる私的年金制度で、一度積立したら満期までお金を引き出せません。

iDeCoは、個人が自分で金融機関(証券会社、銀行、保険会社)で加入するものです。iDeCoナビから各社を比較できますので、加入を検討している人は参考に使ってみてください。

個人型確定拠出年金ナビ(iDeCoナビ)~イデコ加入ガイド~ (dcnenkin.jp)

また、従業員が自分で加入しているiDeCoの掛金に対して、会社(事業主)が掛金を上乗せするiDeCo+(イデコプラス)という制度もあります。会社が拠出した掛金の全額が損金に算入される節税メリットがあります。

iDeCoプラスよりも更にメリットが大きいのが、企業型確定拠出年金(企業型DC)です。

iDeCo(iDeCo+)と企業型DCの違い
  • iDeCoやiDeCoプラスでは、従業員の拠出できる月々の上限額は23,000円しかありませんが、企業型DCは55,000円が上限になります。
  • iDeCoやiDeCoプラスでは、社会保険料が軽減されません。一方で、企業型DCでは社会保険料のが軽減できることがあり、会社も従業員もどちらもお得です。
  • iDeCoやiDeCoプラスでは65歳までしか掛け金を拠出できませんが、企業型DCは70歳まで拠出可能。
  • iDeCoは年末調整や確定申告が必要。企業型DCは必要なし。
  • 口座管理料は、iDeCoやiDeCoプラスでは加入者個人が負担。企業型DCでは法人が負担(福利厚生費として損金処理できる)。

iDeCoプラスはiDeCoに加入している従業員だけに会社が掛金をプラスする制度なので、そもそもiDeCoに加入していない従業員にはメリットがありません。

ですが、企業型DCは、従業員全員に「今給料として受け取るか、将来に一時金や年金として受け取るのか」の選択を与えたり、「従業員全員に会社が拠出をプラス」できたりするので、不公平感がありません。

iDeCoプラスよりも企業型DCのほうが福利厚生制度として完成度が高いです。

A社長
A社長

金融機関からiDeCoプラスの案内が来たけど、

それよりも企業型DCの方がメリット多そうやな。なんで案内してくれんかったんやろ…

ジョーロ
ジョーロ

金融機関や保険会社からすると企業型DC導入は手数料収入が低く、導入手続きが煩雑かつ時間がかかるため、ある程度まとまった加入者が見込まれる大企業にしか提案されていませんでした。加入者数が50人以上を見込めない場合、案内されないケースがほとんどだと思います。

A社長
A社長

うちの会社、そんな人数おらへんわ

ジョーロ
ジョーロ

安心して下さい!実は、社員数が社長一人だけといった会社でも企業型DCは導入できます。

A社長
A社長

え、そなん!?導入させてや

お問い合わせ 

ジョーロ株式会社 (一般社団法人 確定拠出年金推進協会 認定DCアドバイザー)

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