2024年6月に自身のポートフォリオを掲載して反響がありましたので、それから3カ月ごとに投稿していこうと思っていましたが、忙しくて更新できずにいました💦すみません…また掲載していきたいと思います。
ポートフォリオは、その人の資産全体で考えないといけません。
僕の場合は、人的資本(仕事のスキルや人間関係、生涯賃金など)と金融資本を合算したものが一つの大きなポートフォリオであるとイメージします。その「金融資本」の中に現預金や企業型DC、証券口座(NISA口座含む)が含まれていると捉えます。
アセット・アロケーション(資産配分)はなんとなく決めていて、「それでも元ファンドマネージャーか!」「ファンドアナリストっぽいことを言え」という声が聞こえそうですが、今は本業がほかにあるので、資産運用のための調査や分析に時間を費やしていません。資産運用って難しいものではなく、生活の一部にあるものであって「なんだ結構、自由なんだな」と感じてもらえると嬉しいです。
その証券口座内での僕のポートフォリオは2024年12月時点で、コチラ
証券口座はNISA口座を利用していますが、NISA外の課税口座も含めています。ちなみに法人口座や家族の分は含めておりません。
見るたびにいつも思いますが、独特ですね…前回から繰り返しお伝えしますが、マネはしないようにしてください。全体で考えたポートフォリオからすると、金額は許容できるリスクに抑えています。
【投資信託】全世界株式 配分24% リターン+21%
資本主義経済が成り立つ前提では、世界経済はこれまで通り、長期的に成長していくと考えています。長い目で見た場合のリターンを追求するため「全世界株式」のインデックスファンドをコア資産としています。金と暗号資産が急騰したため、全世界株式が想定よりもアンダーウェイトしています。今後は配分を増やしていく方針。
【投資信託】先進国債券・米国ハイイールド債・新興国債券 配分3% リターン+13%
債券は一般的にリスクが低いとされますが、外国債券に投資する分には為替の影響を受けます。日本人が円ベースでのパフォーマンスを考えた際、外国債券は全世界株式との相関も結局高くなりがちなのでウェイトを低めに抑えています。
インデックスファンドを中心とした投信を通じての運用になります。ハイイールド債についてはアクティブファンドで運用。資産規模が大きくて、防衛資産としての意味合いが強まるなら投信ではなく、直接債券を保有するのが良いと思います。
【投資信託】国内債券・物価連動債 配分3% リターン▲2%
今の環境では、悩ましいアセットクラスですね。日銀が政策金利の引き上げ段階になっており、政策金利が上昇すると債券利回りも上昇(債券価格は下落)するため、債券ファンドにとっては基準価額が下落する流れです。
投信ではなく、債券価格が下がらない「個人向け国債」だったり、満額で償還される社債を直接保有することも選択肢にあがりますが、現金を含んだポートフォリオで考えた時、このアセットクラスに必要性を感じなくなったので、新規買付はストップしています。
【投資信託】金 配分12% リターン+34%
米国の運用会社ファースト・イーグル・インベストメンツの戦略を参考にして「安全資産」とされる金を保有。日本人の僕からすると、米ドルとの為替の影響がすごく気になるので、米ドルと逆相関になる傾向の金を高めの構成比率にしています。
国際社会の分断が懸念される中、米国と対立するロシアや中国だけでなく、トルコやインドなどといった各国の中央銀行が金の保有量を増やしており、米ドル一強一極の資本主義が多様化しています。中東情勢の緊迫化も追い風となり、足元は急激に上昇。思ったより配分比率が高くなっていますが、継続して投資していきます。
【個別銘柄】日本株式 配分4% リターン+29%
8月上旬に日経平均株価が過去最大の下げ幅を記録。メディアが大暴落時だと騒ぎ立てていましたが、この時に個別銘柄を買付しました。個別銘柄は買わない主義だったんですが、以前から株主優待が気になってた銘柄なので、良い機会だと捉えました。
暗号資産 配分53% リターン+152%
暗号資産は価格の乱高下が注目されやすく、投資ではなく投機だという意見も多いですね。そのため、他人におススメする気は全くありませんが、個人的には長期での投資対象と見ています。
新興国の成長の恩恵を受けているのが新興国株式よりも暗号資産なんじゃないかと考えています。全世界では約17億人の人が銀行口座を開設できないと言われていますが、その3分の2はスマホを所有していて、暗号資産を利用可能です。
自国通貨に不安のある国々では暗号資産の普及率が高まったり、脱ドル化を進める国では利用が活発化されたり、、、法定通貨として認める国もあります。足元では、米国のトランプ次期大統領による政策期待が追い風となっています。
僕はここまで配分を高く投資していたわけではなく、最近の値上がりが激しく、結果的にウェイトが高くなりました。日本での税率が高いことに留意が必要ですが、リスク分散として引き続き保有する方針です。
今後の運用方針
長期的には世界経済が拡大すると想定し、全世界株式をコア資産として組み入れており、リスク分散のために金や暗号資産などをサテライト資産として追加しています。
ただ、金と暗号資産のウェイトが大きくなってきていますが、長期的には必ずしもリターンリバーサルしないと考えているので、リバランスは積極的にしない予定です。年齢を重ねると同時に投資額が増えていく予定なので、50代以降になるとポートフォリオ全体のリスクを自分のリスク許容度の範囲内におさめることに重点を置くと思います。
毎月の積立で買付を行い、長期間でバイ・アンド・ホールドを継続します。テールリスク(予測困難な大損失)が発生した際には、買い増しに動けるような精神状態を維持したいと思います。
ポートフォリオのモニタリングは最低月1回以上、気が向いたときに行ないます。投資自体にはあまり手間と時間をかけずに、のんびりいきます。
本日はここまで。それでは、チャオチャオ!
※投資判断は自己責任でお願いします。